Amazon Web Serivicesの部隊は次の2つの組織に分けられている、との事
- Infrastructure Engineering:
サービスレイヤや、自動化を促進するためのハード/ソフト向けのソフトウェア開発 - Datacenter Operations:
データセンタ内の機器の整備、保守、等
通常IT企業に存在する、ソフトウェアやハードウェアの構成管理を行うスタッフがいないのが大きな特長である。 これはAmazon の事業運用の大きな特長でもあり、Amazonの視点がオペレータ一人あたりが運用できるサーバの数をいかに多くするか、にあることがわかる。
また、すべての面で自動化を実現すると、競合と比較しても早く、Agileにクラウドサービスの提供ができる、という大きな利点がついてくる。
Amazonが発表したWeb Servicesの新機能の数を整理したのが下記のグラフである。
非常に興味深いのは、機能発表の数が毎年倍増している、という点。
特に2009年は43件、と飛躍的に伸びている。 今年も既に10件の発表が行われている。
これに対して、多くのホスティング事業者は、開発チームと運用チームという2つによって構成されることが一般的。 ホスティング事業者の運用モデルは、技術の高度化に注目している点と比較して、Amazonが徹底して人、ソフトウェア、そして効率向上の3点に注目している事が大きな差となって現れていると言える。