2010年3月21日日曜日

SAPが自社のクラウド事業、 Business ByDesignを再度発進:以前のイメージを払拭する狙い

SAP自社のSaaS事業として打ち出したBusiness By DesignVersion 2.5として改めて市場に発表された。

 

これは、今年の27日にCEOLeo Apotheker氏が突然退職し、Jim Hagemann Snabe氏、Bill McDermott氏の両名がCEOとして新体制を組織した最初の戦略としての発表である。 

 

両名が目指すのは、スピードとイノベーション、という2点であり、SAPの過去の重厚長大の文化を大きく変える、という意志が見えている。

 

過去に発表されたBusiness By Designは、中小規模の企業向けのソリューションとして打ち出されたが、事業としては失敗に終わり、システムアーキテクチャとして大きく作り替える、という事が表明されて依頼、一年以上も長く遅延していたものである。 

 

新バーションは、今年の7月に提供開始される予定。

 

SAPが発表の中で現製品や、将来の計画について次のような内容が表明されている。

  • In-Memory Databaseの採用、高速データベースプラットホームへの対応
  • ハイブリッドソリューションへの対応、モバイルなど様々なデバイスへの対応
  • 本格的なAgileプログラミング手法の採用
  • 中国市場への本格的な進出の可能性がある

 

元々、このBusiness By DesignとうSaaS商品は、SAPが買収したBusiness Objects社の技術を採用したもの。

 

http://cloudcomputing.sys-con.com/node/1322838 Cloud Computing Journal

http://www.ft.com/cms/s/2/9a24abb4-3133-11df-8e6f-00144feabdc0.html  FT.com

http://blogs.investors.com/click/index.php/home/60-tech/1214-sap-co-ceos-outline-strategy Investors.com