EV充電技術を持つCoulomb Technologies社が$14Mの出資を受ける
Coloumg TechnologiesはEVの充電を効率よく行うためのソフトウェア。 今年はTesla Model S(廉価版)、Chevy Bolt、Plug-In Prius、Nissan Leaf等、EVが実際に市場に多く流れ込む状況の中で、その充電を如何に効率よく行うか、が市場において大きなテーマとして議論されており、いくつかのベンダーが登場している。
今回取得した$14Mは、一年前に行ったシリーズAの$3.8M、という額を大きく上回る金額であり、この資本を利用して、当初の欧州市場に加え、アジア圏、南アメリカ圏への市場展開を図る、としている。 これらの諸国は、EVの充電を行うためのインフラの建設に非常に力を入れている地域であり、戦略的にこういった市場に乗り込むことがColoumb事業戦略としてあげられている。
Coloumb社のビジネスモデルは、一般家庭に加え、リテール業者、ビル、等、EVの充電施設を設置する業者に対して、月額の費用を徴収する方式。 この費用に対して、Coloumb社は電力事業者の間に立って、次のようなサービスを提供する。
- 電力価格が一番安い時間帯を見極め、その時間帯にEVの充電を効率よく、自動的に行う。
- 電力消費のピーク時に電力会社が電力供給を制限したいときに、Coloumb社は自分の顧客の電力供給を制限し、電力事業社をサポートする(エンドユーザは殆ど影響を受けないように調整)
- プリペイド方式を採用し、複数の料金体系を設定する。
Coulomb’s business model involves selling subscriptions for access to the charge points, and also collecting fees from retail stores, home and building owners, and other entities to install the equipment. Those property owners will get to keep single-use fees to cover electricity costs (with more to spare), while Coulomb draws revenue from subscribers with pre-paid charging plans. According to today’s release, more than 120 customers, including McDonalds, Dell, as well as municipalities like San Francisco, have signed up for Coulomb’s charge points, which are used by ”thousands” of electric vehicle drivers.
電力の再販ではなく、販売チャネルの管理を行う、というところにこの会社のユニークな面がある、と評価されている。 この辺の市場、まだ発展の可能性を秘めていて、今後も注目すべきと思われる。