Marc Andressen出資の新規クラウドベンダー、Makara社の発進
クラウドインテグレーション系のアプリケーションやサービス事業が多く登場している今日、Marc Andreessen氏(Netscape社)、Ben Horowitz氏(Opsware社)の運営するVenture Capitalが投資をした、という事で話題を集めている。
Makara社は、元は両氏が昨年6月に起業した、webappVMという会社が名前を変えたもので、今回の発表で製品の概要、機能などが明確になってきている。
Makara offers an application management tool for virtual environments that sits on top of the hypervisor and under the application stack, making it flexible and easy to port across cloud and virtual environments. CEO Isaac Roth and CTO Tobias Kunze Briseno compare their approach to a “capsule” that encloses the application, allowing developers to provision apps across clusters or even move between cloud providers.
Makara says its Cloud Application Platform supports Java, Flex, PHP, JBoss and Tomcat applications, and can run on Amazon EC2, Rackspace Cloud, Terremark vCloud Express, VMware ESX, VMware Workstation, VirtualBox and Xen.
同製品は、仮想環境におけるアプリケーションを、複数のクラウドや他の仮想化環境に移動できるアプリケーション管理プラットホームを提供する。 Java、Flex、PHP、JBoss、Tomcatアプリケーションをサポートし、Amazon EC2、Rackspace Cloud、Terremark vCloud Express、VMWare ESX、VMWareWorkstation、VirtualBoxやXen等が対象プラットホーム。 具体的なイメージとしては、アプリケーションに何らかのラッパーをつけ、カプセル化する事によってプラットホーム間の移動が可能になる、と説明している。
価格は、開発者バージョンとエンタプライズバージョンが存在し、それぞれ価格も発表されている。 エンタプライズバージョンは、一ノードあたり、$2250〜$3000程度。
こういったラッパー技術を利用したクラウド間のアプリ移行ツールは非常に数が増えているが、現実的に汎用性のあるものを探すのが難しい。 言語仕様、関連インタフェース(DB、通信、等)、性能関連の課題、等アプリケーション本体以外の課題が存在するため、複雑化するのである。