2010年6月18日金曜日

【@CloudNewsCenter #iPad レビュー連載015-システム編05】アプリはデバイスに帰属:デバイス毎に持つ=>

iPadを使って感じるAppleのコンセプトは、アプリケーションをデバイスに帰属させている、という点である。iTunesという媒体を通して、iPadであろうと、iPhoneであろうと、アプリケーションはそれぞれのでバイス向けにISVが開発を行い、デバイスにダウンロードして使う、という考え方である。このコンセプトは、一般的なクラウドコンピューティングの発想と少し異なる事がポイントである。
Appleが狙っているビジネスモデルでは、クラウドで集中的に管理して配信するアプリケーションをクライアントデバイスで稼動する、というモデルを取る。Appleがクライアントデバイスを開発しているからこそできるビジネスモデルである、と言える。Appleが最も強みとしているGUIを提供するデバイスを軸にアプリの管理、それを開発するISVの囲い込みを行う、という戦略を展開している。