WIMAXの命が思ったより短いのでは、という懸念が登場している。
最近話題になるケースが多くなっている、LTEと呼ばれるネットワーク回線を敷き規格、WIMAXと非常に似ている点が多くWIMAXからLTEに移行する動きを見せているベンダーが増え始めている。
ロシアのWiMAXプロバイダーである、Yota社の発表によると、今後はWIMAXネットワークの構築は一切行わず、LTEに全面的に切り替える、と表明している。また、Clearwire社の発表によると、同社の筆頭株主であるIntel社との間の契約を更新し、米国のネットワーク業者に対して、WIMAXからLTEへの移行を容易にするための開発を促進する事業方針を明確にしている。
元々、WIMAXとLTEは技術的に次の点で似通っている。
◦ 同じエンコーティング技術を採用している(GSMやCDMAは全く異なる)
◦ 通信機の75%は同じコンポーネントを採用している(両方サポートする通信機器が容易に作れる)
◦ WAN等のコアネットワークはWIMAX向けのインフラをそのまま使える。
一方、問題になりうるのは、現在ラップトップ、等に搭載されているWIMAX向けのクライアントデバイスは、LTE向けに置き換える必要がある、という点。
共通仕様については、まだまだ混沌とした市場のなかで勢力争いを含めた動きを注意深く見て行く必要性がある。最終的には標準仕様になるのは、業界主導の動きを通して、出あるコトだけは確かな様である。
Sent from my iPad