2010年7月25日日曜日

OpenStackに対する、VMWareの反応: 同調しつつも、少し反論


Rackspaceの発表したOpenStackに対して、影響を大きく受けるベンダーもは誰か、と分析するに当たり、仮想化技術の独自仕様で市場の大きなシェアをもっているVMWareがあげられる。

Rackspaceは元々自社のクラウドインフラをCitrix のXenServerをベースに開発者しているため、Citrixとしては、OpenStackはVMWareに対向する切り札として位置付けている、と表明している。

対してVMWare社の反応はあまり明確なものが今のところ出ていない。今時点で明確になっているのは、Director of Distributed Management Task Force (DMTF)という役職にいるWinston Bumpus氏による下記のコメントである。

We're huge supporters of open source software efforts, having placed major bets on Spring and RabbitMQ, among others. And while open source makes sense for some product offerings, open standards provide interoperability between open sourced, shared sourced, and private sourced implementations.

VMWareはSpringやRabbit等のオープンソースの採用を積極的に行っている。オープンソースは特定の製品の開発に適しているが、オープンスタンダードはオープンであるなしにかかわらず互換性を提供する動きとして位置付けられる。

さらに、オープンソースとオープンスタンダードの違いについて下記の通り述べている。

Additionally, we don't confuse open standards with open source. Open source is a collaborative development process for creating an implementation of a product or service while open standards are developed by a collaborative process to ensure interoperability among various competing product offerings.

オープンスタンダードとオープンソースの違いを明確に認識すべきである。オープンソースは特定の製品、もしくはサービスを共同で開発するプロセスである一方、オープンスタンダードは競合する製品間の互換性を保証するための共同プロセスである。


オープンソースとオープンスタンダードの違いについて明確にしつつ、要点はオープンスタンダードは業界広く提供されるべきであり、様々なインタフェースがそれぞれの互換性を保つ事が出来るようにする事が重要である、と述べている。

We love providing customers choice of hardware, operating systems, management platforms and cloud computing platforms. We expect to see all sorts of cloud computing implementations that will provide customers a range of price points, features, benefits and specs based on their requirements.

But what's most important to us as it relates to these various implementations – those that currently exist and those that are still to come – is that the interfaces work together so that true choice is possible.


このコメントを分析する事により、VMWareは既ににOpenStackと同様なクラウド共通インタフェースを開発中であり、近々発表する可能性が高いのでは、という想定が出来る。問題は、この発表をする時点において、OpenStackがどれだけ市場に浸透しているか、という事である。また、VMWareがどれだけ自社の"標準化"クラウドをオープンスタンダードとして提供出来るか、という点である。