2010年7月1日木曜日

VMWareとNovell社の協業にMicrosoft社が反論、独自仕様によるロックイン戦略だ、と批判

VMWareとMicrosoftとの間の仮想化技術に関する争いが激化しており、両者のそれぞれの事業戦略に対して双方で批判をする動きが報道されている。

VMWareは先頃Novell社とのOEM契約を発表したが、内容はVMWareがNovellのSUSE Linux Enterprise Server (SLES)を自社のvSphere v4.1の一部として販売する、という内容。

下記がこの発表に対するMicrosoft社の反応:

…looks like VMWare finally determined that virtualization is a server OS feature. I'm sure we've said that once or twice over the years ;-) . The vFolks now plan to ship a full version of a server OS with vSphere, and support it, to fulfill their application development and application deployment plans.

Fourth, this is a bad deal for customers as they're getting locked into an inflexible offer. Check out the terms and conditions.

==>  仮想化技術が単一製品ではなく、サーバOSの機能の一部であるべき、という事はMicrosoftが従来より打ち出しているコンセプトであるが、VMWareはやっとそのコンセプトを理解してくれた様である。しかしながら、その契約条件を分析すると、ユーザを囲い込みする非常に問題の多い契約内容である、という事がよくわかる。

このコメントに対して、VMWareがMicrosoftに対して反論している。

Ultimately Microsoft's strategy with Azure it to have customers run applications on Microsoft operating systems using Microsoft databases in Microsoft datacenters…. looks like the mother of all lock-ins.

==> MicrosoftのAzure戦略は、ユーザにMicrosoftのOSとMicrosoftのデータベースの使用をMicrosoftのデータセンタを介して強要するものである。これ以上のロックインがあろうか、という独占的な事業である。

とはいえ、VMWareが自社のvCloud戦略の広がりに苦慮している、という事実もある。現在はvCloud Expressを提供するホスティングパートナーは4社であり、特に欧州は、VMWareのホスティングパートナーであったLogica社が理由を明確にする事なく撤退したために、現時点でvCloudサービスを提供するベンダーがいないのが現実である。