2010年5月29日土曜日

新時代のネット事業: モバイルペイメント: こちらはBokuとZongの2大勢力の一騎打ち

モバイルペイメントのアプリケーションも市場規模として大きく期待されている。2014年までには600憶円産業になる、という予測もある。

日本では昔から携帯電話でのペイメントインフラはテレコム業界が主軸となって発達しているが、アメリカでは、まだ市場は十分に形成されているとは言えず、ただ最近になってこの領域へのVCの投資が非常に活発になってきている。

現在、市場をリードしているのは、Bokuという会社と、Zongという会社。

Boku:
2009年に発足した企業であるにもかかわらず、既に$38Mの資金をBenchmark Capital, Index Ventures, Khosla Ventures, DAG Ventures, Andreessen HorowitzというそうそうたるVCから集めている。  すでにその資金は戦略的に使われ、Paymo社とMobilcash社という同業他社が買収されている。

Zong: 
一方この会社もまけず、Matrix Partners, Advent Venture Partners, Newbury Venturesから出資を受けている。

この2社以外にも、VCの資金を受けながら競合ベンダとして活躍しているのは、enStage社(Accel Partnersが出資)、PayMate社(Mayfield Fund, Kleiner Perkins, Sherpalo Ventures)また、Klarna社(Sequoia Capital)などである。